Ma Petite Brocante

フランスのブロカントで訪れた街、ブロカントで見つけたお気に入りの紹介、フランス各地を訪れた旅の記録。
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Chaumes-en-Brieのブロカント・Vichy缶とコランダー

2013年10月6日(日)の1か所目は、パリの南東57㎞のショーム・オン・ブリーへ。

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霧がかかる日が多くなって晩秋というよりいきなり冬の気配。

ここのブロカントは無造作に地面にオブジェがだーっと並べられていたり、ホコリ被ったガラクタ満載のダンボールが多くて毎年春と秋楽しみにしている街のひとつ。





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ホコリまみれのダンボールの中から見つけたのは、ヴィシー缶とアルミのコランダー。





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右と手前の大小の缶はブロカントで良く出回っているもの。
年代によって様々な大きさ、形、デザインのヴィシー缶があるけど、今回買った濃紺の缶は初めて見るタイプ。
メタルやアルミの缶は年代を経てなかなか開閉が上手くいかないものが多いのだけど、これはその点見事にクリア。
濃紺がなかなかシックで置いておくだけで良い雰囲気になるから不思議です。





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3本足の直径18センチの小ぶりのコランダーは、全然円形を保ってなくてかなり歪んでいる。
この日はアルミのコランダーを3つほど見掛けたけど、いちばん歪み具合がひどいのを購入。
「使い込まれてきました」って風情がいい。

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ヴィシー缶と「奇跡の粉薬」

少し前のブロカントで見つけたヴィシー・キャンディの大・小の缶。
ヴィシーというのは、フランス・オーベルニュ地方にある温泉保養地で、ミネラルウォーターや化粧品で知られている。そのミネラル塩で作られているのが消化に良いとされている、ラムネみたいなヴィシー・キャンディー。これは1940年前後のものと思われる缶。年代によっていろいろなデザイン、形があるのでコレクターが多い。

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黄色く変色しているし、中は錆びだらけだったけど買う気になったのはこの中身。大きい方を開けてみたらこんな物たちが・・・・・・・、





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ボタンや小さなホック、糸、細い布きれ、マッチ箱(の中にもボタン)、赤い小さな丸い缶とか入っていて裁縫箱として使っていたらしい。開けた途端、缶の錆びた匂いとカビっぽい布の匂いが。でも決して嫌な匂いではなく、何となく懐かしい感じ。





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その中に入っていた赤くて丸い小さな缶。(直径3,5㎝/高さ1㎝ ほんとに小っちゃい)
薬缶で「RHINETTE(リネット/商品名)、Poudre merveilleuse(プードル・メルヴェイユーズ/プードルは粉、メルヴェイユーズとは、奇跡のとか、魔法のとか不思議なという意味)鼻風邪と激しい頭痛に効く」みたいなことが書かれいる。メルヴェイユーズ!奇跡の粉!魔法の粉!なんて魅惑的な響き!それにこの字体がまたいい。調べてみたら1910年頃パリの薬局 G. Lecouveyから売り出された粉薬らしい。

1910年頃のパリ、アールヌーボーの華やかなベル・エポックの時代に奇跡の粉だなんて、想像が膨らみます。
細い紐や、小さなホックがたくさんついたコルセットを身に付けた女性が、細い指でこの小さな缶を開けて、奇跡の粉薬を使っていたのかなと・・・。
この薬がいつ頃まで販売されていたかは定かではないけど、ヴィシー缶が1940年頃のものとすると、戦争真っ只中の激動の時代、この缶の持ち主はもうコルセットなんてつけてないかな。

缶の中身はガラクタばかりだけど、その時代を生きた人の思い出が残っているようで捨てるのは忍びなくこのままとっておくつもりです。



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