聖ヴァンサン・ド・ポール不朽体(★閲覧注意)
アルフォンス・ミュシャ展を見た後、ボン・マルシェの食品館で買い物しようとボン・マルシェまでぷらぷら歩きました。
サン・シュルピス教会。
教会に入ってすぐの右回廊にドラクロワの絵があります。
ここにはマルタン・ドローリング(Martin Drolling 1752~1847 ) という画家が描いた絵があります。
なんとフランス王家の人物の心臓を使って色付けした絵。
フランス革命時に墓が荒らされた際に入手したらしいけど、アンヌ・ドートリッシュ(ルイ14世妃)とマリー・テレーズ(ルイ15世妃)とオルレアン公の心臓を粉にして絵具と混ぜたものらしい。
サン・シュルピス教会とヴェルサイユ宮殿、ストラスブール美術館に保管されている。
この日、M・ドローリングの絵がどこにあるのか失念してしまって、家に戻って調べたら「正面入って左回廊に2枚ある」とメモしていました。
この画家は他の絵もヒトのミイラを原料とした顔料で絵を描いていたそう。
絵具の原材料がミイラだなんて(!)、おどろおどろしい。
当時、原料が何か知らずに使っていた画家もいて、原料を知ってからは使用をやめたり、エジプトからのミイラが手に入らなくなってからは顔料が作られなくなったそう。
ボン・マルシェの斜め前にあるサン・ヴァンサン・ド・ポール礼拝堂。
★下に聖ヴァンサン・ド・ポールの不朽体の写真があるので苦手な方は閲覧注意。
Chapelle Saint-Vincent-de-Paul
95 Rue de Sèvres
75007 Paris
いつ行ってもお祈りしている人はひとり、ふたり・・・、静かな内部です。
正面の祭壇の上には聖ヴァンサン・ド・ポールの不朽体が棺に入っていて、右側の階段から登ってまじかに見ることができます。
おそらく蝋で覆われているとは思うのですが、ガラスを隔てただけですぐ近くに見れるので恐る恐る近づきます。
ボン・マルシェ裏の奇跡のメダイユ教会はいつも参拝客でごった返していて、カトリーヌ・ラブレーの不朽体はゆっくり拝めないけどこちらではゆっくりお参りできます。
高校の時、学校でミサがある度に奇跡のメダイユを頂いていたので(多分シスターが奇跡のメダイユ教会で大量に買ってきたものだと思う)、時々はお参りに行きたいと思うけど人の多さに疲れてしまうので、サン・ヴァンサン・ド・ポール礼拝堂の方に足が向いてしまいます。
素敵なノエルを過ごせますように。
そして2019年を平穏に迎え、平和に過ごせますように。
読んで頂いてありがとうございます。
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