Ma Petite Brocante

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リュクサンブール美術館「Les Tudors」展

2015年3月18日からリュクサンブール美術館で始まった展覧会、「Les Tudors」、早速行ってきました。

肖像画が多数、大きな重たそうな印の付いた誓約書や本、肖像画の入ったメダイヨン、宝飾品も少し、という展示内容でした。
ヘンリー8世の治世のころ、フランスはフランソワ1世の治世、2人は政治的に大きく関わっているので、フランソワ1世の肖像画やイングランドとフランスが交わした誓約書なども展示されていました。


詳しい人物像等は青文字をクリックしてください。







2007年~2010年に放送された「The Tudors」は、イングランド・チューダー朝2代目の王、ヘンリー8世の治世と6人の后を題材にしたドラマ。もの凄くはまってしまい、いまだに時々見返しているくらい素晴らしく大好きです。
史実は忠実に丁寧に描かれ、違和感ない程度にフィクションもあり、それにとにかく衣装が素晴らしかった!
今回また1か月かけて4シーズン分、全38話見て、テンション上げて展覧会に行ってきました。







へンリー8世と言ったら、宮廷画家ハンス・ホルバイン作のこの肖像画。

感動のあまり長いこと立ち尽くしてしまいました。
ドラマの中では、ホルバインがちょこちょこ登場するし、最終話の最後はホルバインがこの肖像画を王に献上してドラマが終わります。
もちろん顔は、ヘンリー8世役のジョナサン・リース・マイヤーズなのですが、なぜか本物の肖像画と違和感ありませんでした。






ホルバインはアナモルフォーシスの技巧を使った絵を描いていることでも有名。

上は、アナモルフォーシス。歪んでいる絵を角度を変えて見ると正常な絵に見えるという不思議な技法。
ヘンリー8世と3番目の后、ジェーン・シーモアとの間に生まれた王子、エドワード6世の肖像画。

下は、上の絵を斜め横から見たものを写真に撮るには難しすぎたので、その横に展示してあるほぼ同じ普通の肖像画。
あくまでも歪んだ絵を斜め横から見たらこんな風に普通に見えると、比較のために並べてみました。







ヘンリー8世の甲冑。






ヘンリー8世と1番目の后、キャサリン・オブ・アラゴン







その2人の間に生まれたのがメアリー1世






スペイン人の母親の影響で熱心なカトリック教徒だったので、のちにプロテスタントを迫害し300人を殺害した。
そのためカクテルの名前にもなっている「ブラディ・メアリー」と呼ばれるようになったのがこの人。






ヘンリー8世の2番目の后、アン・ブーリン

2008年には「The Other Boleyn Girl」という映画で、ナタリー・ポートマンがアン・ブーリン役(その姉妹、メアリー・ブーリン役はスカーレット・ヨハンソン)を演じたけど、ドラマの方でアン・ブーリンを演じたナタリー・ドーマーの方がはまり役だったと思う。

実際のアン・ブーリンは美人ではなかったらしいのだけど、ナタリー・ドーマーも万人受けするような正統派美人ではなく、ツンと上を向いた鼻と猫目が特徴的で一度見たら忘れないような癖のある顔をしている、と思う。





ロンドン塔の中のアン・ブーリン

ドラマでは、シーズン1でアン・ブーリンとの出会いを、シーズン2で結婚、処刑までが描かれていて、アン・ブーリンだけで2シーズン分。
ヘンリー8世が結婚した女性6人の中ではエリザベス1世の母親であり、悲劇的な最期だったためか一番知名度もある。

シーズン2の最後はロンドン塔でのアン・ブーリンの処刑で終わるのだが、最期の告解をし、死の準備をしていたのにフランス人の処刑人の到着が遅れたため刑の執行が1日遅れる、生殺しにされたアン・ブーリンの悶絶する様子はナタリー・ドーマー迫真の演技で上手い女優さんだと思った。
映画の方は2時間の中にアン・ブーリンの生涯を収めているので展開が速すぎて、どうしてもドラマと比べてしまって物足りなかった。 







ヘンリー8世とアン・ブーリンの間に生まれたのはのちのエリザベス1世







エリザベス1世の肖像が多数ありました。
衣装の豪華さとウエストの細さは驚愕ものです。







ケイト・ブランシェット主演の映画「エリザベス」の衣装も展示されています。
ケイト・ブランシェットもこの映画も、その次作、「エリザベス ゴールデン・エイジ」も大好きでこれらも時々見直している。

ドラマ「The Tudors」の話ばかりになってしまったけど、ヘンリー8世の治世を知るにはほんとに良い、丁寧に作られたドラマだと思う。
本を読んでいると、同じ名前が複数出てきて(女性だとキャサリンとかメアリーとかアン。男性だとトマス)混乱して理解に時間掛かるけどドラマだと分かりやすい。
チューダー朝の歴史に興味ある人にはおすすめです。







それにしてもこの男(ヘンリー8世)、アン・ブーリンと結婚したいがためにローマ教皇と対立し、改革に反対した大法官トマス・モアを処刑し、後継者を生めなかったアン・ブーリンも無理やり理由をつけて不義密通で処刑。王の無理難題に奔走し忠実に仕えた側近トマス・クロムウェルも処刑。
5番目の后でアン・ブーリンの従姉妹キャサリン・ハワードも処刑、その他関わった多くの人たちを処刑していって、チューダー朝の存続の為とはいえどれだけ無慈悲(ドラマでは苦悩するさまも描かれていましたが)で横暴だったんでしょう。
歴史の登場人物としては破天荒な人物は面白いけど、無実で処刑されていった人たちはどれだけ無念だったことか。

もう少し後、エリザベス1世の治世のとき、フランスではカトリーヌ・ド・メディシスの時代、日本では江戸幕府が開幕した頃。
陰謀や、領地争いでドロドロとした時代で、現代から見るとこの時代のどの国の歴史も何か共通したものがあると思う。

展示は7月19日まで。
Ouverture tous les jours de 10h à 19h
Nocturne les lundis jusqu'à 22h

Musée du Luxembourg
19 rue de Vaugirard
75006 Paris
Tél : 01 40 13 62 00

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