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Ma Petite Brocante

フランスのブロカントで訪れた街、ブロカントで見つけたお気に入りの紹介、フランス各地を訪れた旅の記録。
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ロワール~ブルゴーニュの旅⑨Bourges ジャック・クールの館

ブールジュで一番楽しみしていたジャック・クールの館へ。

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ジャック・クール(1400年頃ブールジュで生まれ、1456年キオス島で死去)の彫像があるジャック・クール広場に面した、ジャック・クール通りに建つジャック・クールの大邸宅。

1443~1451年に建てられた中世後期のフランボワイヤン様式で、ガロ・ロマン時代の遺跡の上に建つ。





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通りに面したファサード、装飾が豪華です。
偽の窓から顔を覗かせるのはもちろんジャック・クール。

ジャンヌ・ダルクと同時代、毛皮商の子だったジャック・クールは、貨幣鋳造や金銀細工師の奉公に出たあと、地中海貿易で財を成し、国王シャルル7世の財務卿にまで登りつめるが、国王の妾、アニエス・ソレル殺人罪や公金横領罪などにより邸宅完成前の1451年に逮捕。

ヴォー・ル・ヴィコント城を建てたニコラ・フーケも国王を凌ぐ豪華な城を建て、ルイ14世により公金横領罪で逮捕されたけど、似ている。





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こちらの女性はブールジュ市長の娘で、ジャック・クールの妻、Macée de Léodepart。





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帆立貝(フランス語でコキーユ・サン・ジャック)と、ハート(心臓クール)が彫られている。
なんとも分かりやすい、ジャック・クールの家紋だと思うけど、邸宅内至る所にこのマークが見られる。

  



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ジャック・クール逮捕後は、1457年に親族に返還された後いろんな持ち主に渡り、最後の持ち主ルイ14世の財務総監コルベールが1682年にブールジュ市に売却。





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中庭。





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La salle des festins

レセプション会場となってる広間。
上部の窪みで、音楽隊が演奏していた。

外側も内部も、ドアの上部とかフランボワイヤン様式の装飾だらけ。





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鍵も、取っ手の付け根も、ハート。





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トイレもあります。





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トイレの仕組み。
結構な高さから落ちていく・・・。





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Salle des festinsの横には、配膳室やかまどがある台所がある。
台所の床で薪を燃やし、蒸気が隣の部屋に行くようになっており、蒸し風呂として利用。

この時代、庶民は公共の蒸し風呂を利用し、上流階級の家や城では自宅に蒸し風呂のシステムがあった。





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ブールジュ市のものとなり市庁舎として使われた後は、1820~1830年までは裁判所となった。
その間に家具・調度品は取り払われて暖炉しか残っていない状態に。
暖炉上にもハートと帆立貝が連立。

6月~10月1日までGeorges Jeanclosという彫刻家の作品が館内に展示中でした。





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1869年に修復された礼拝堂。
ステンドグラスの写真がないけど、ブールジュの大聖堂にあったものと同じ、百合紋とハートのデザイン。





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天井には20人の天使たち。





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船底をひっくり返したような天井に、大きな暖炉が2つあるギャラリー。





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石むき出しの簡素な印象の部屋、華美な礼拝堂に、重厚な木の天井と赤と黒のタイルのギャラリーと、なんだか統一性のない内部だったけど見応えありました。




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外に出てもう一度ファサードを眺めてみる。
百合紋とハートの装飾があるのは、礼拝堂のステンドグラス。
その下の窪みには、シャルル7世の騎馬像が置かれていた。

国王への忠誠心の表れなのだろうけど、国王と自分たち夫妻の像を同じ壁に配するところや、これでもかというほどの帆立貝とハートを見ると、野心家でかなり自己顕示欲の強い人だったんだろうと思う、そうじゃないとここまでの富は築けないか。

Palais Jacques Coeur
10 Bis Rue Jacques Cœur
http://www.palais-jacques-coeur.fr/
入館料 8€ (26歳以下 無料)
時期により開館・閉館時間が異なるので要注意(閉館45分前にチケット売り場は閉まります)





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ジャック・クールの生家と言われている15世紀の建物。
現在はパブ・ジャック・クールとして営業中。
La Maison natale de Jacques Cœur
Rue d'Auron
18000 Bourges

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