Ma Petite Brocante

フランスのブロカントで訪れた街、ブロカントで見つけたお気に入り、時々美味しい物も紹介します
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ヴィシー缶と「奇跡の粉薬」

少し前のブロカントで見つけたヴィシー・キャンディの大・小の缶。
ヴィシーというのは、フランス・オーベルニュ地方にある温泉保養地で、ミネラルウォーターや化粧品で知られている。そのミネラル塩で作られているのが消化に良いとされている、ラムネみたいなヴィシー・キャンディー。これは1940年前後のものと思われる缶。年代によっていろいろなデザイン、形があるのでコレクターが多い。

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黄色く変色しているし、中は錆びだらけだったけど買う気になったのはこの中身。大きい方を開けてみたらこんな物たちが・・・・・・・、





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ボタンや小さなホック、糸、細い布きれ、マッチ箱(の中にもボタン)、赤い小さな丸い缶とか入っていて裁縫箱として使っていたらしい。開けた途端、缶の錆びた匂いとカビっぽい布の匂いが。でも決して嫌な匂いではなく、何となく懐かしい感じ。





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その中に入っていた赤くて丸い小さな缶。(直径3,5㎝/高さ1㎝ ほんとに小っちゃい)
薬缶で「RHINETTE(リネット/商品名)、Poudre merveilleuse(プードル・メルヴェイユーズ/プードルは粉、メルヴェイユーズとは、奇跡のとか、魔法のとか不思議なという意味)鼻風邪と激しい頭痛に効く」みたいなことが書かれいる。メルヴェイユーズ!奇跡の粉!魔法の粉!なんて魅惑的な響き!それにこの字体がまたいい。調べてみたら1910年頃パリの薬局 G. Lecouveyから売り出された粉薬らしい。

1910年頃のパリ、アールヌーボーの華やかなベル・エポックの時代に奇跡の粉だなんて、想像が膨らみます。
細い紐や、小さなホックがたくさんついたコルセットを身に付けた女性が、細い指でこの小さな缶を開けて、奇跡の粉薬を使っていたのかなと・・・。
この薬がいつ頃まで販売されていたかは定かではないけど、ヴィシー缶が1940年頃のものとすると、戦争真っ只中の激動の時代、この缶の持ち主はもうコルセットなんてつけてないかな。

缶の中身はガラクタばかりだけど、その時代を生きた人の思い出が残っているようで捨てるのは忍びなくこのままとっておくつもりです。



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